「それだけじゃなくて、茂呂くんのいじめの指示を出しているのって島目よ!」
「まさか……」
田久万は茂呂から聞いたので、知っていたが、あえて否定した。
「ウソ、じゃないよ。やっぱり、島目のことが好きなのね?」
「違うって」
「あやしいな……」
「それより、お前さ、最近、遅刻ばっかしてねーか?」
田久万は話題を替えた。
「ただの寝坊よ」
「寝坊? それにいつもこの時期は肌黒いのに今年は白いじゃないか」
「白いのいけない?」
「いけなくないけどさ、何か変な感じがしてさ……」
「やっぱりわかる?」
「肌が白いと千紗じゃないような気がして」
「大げさな」
千紗は真顔で口を尖らし、おどけて見せた。
「真面目にだよ」
「まさか……」
田久万は茂呂から聞いたので、知っていたが、あえて否定した。
「ウソ、じゃないよ。やっぱり、島目のことが好きなのね?」
「違うって」
「あやしいな……」
「それより、お前さ、最近、遅刻ばっかしてねーか?」
田久万は話題を替えた。
「ただの寝坊よ」
「寝坊? それにいつもこの時期は肌黒いのに今年は白いじゃないか」
「白いのいけない?」
「いけなくないけどさ、何か変な感じがしてさ……」
「やっぱりわかる?」
「肌が白いと千紗じゃないような気がして」
「大げさな」
千紗は真顔で口を尖らし、おどけて見せた。
「真面目にだよ」



