助けてみんなー
放置されて、1分も経たないうちに
足音が聞こえてきた。
もしや、誠也くんなのー?
「大丈夫!?」
そう声をかけてきたのは康成くんとちさとくん。
誠也くんじゃなかった。
そういう悲しみが何故か込み上げてきてしまった。
でも、孤独から手を差し伸べてくれたという安心感が出てきたのか自然と涙がこぼれてきた。
二人の胸ものでいっぱい泣いた。
「うッ、寂しかった…うえぇんッ」
「いっぱいないていいよ。」
「すぐ気づけなくてごめん…」
「そんなッことないッぐすッ」
「これからは絶対守るってみせる。」
「きづつけたら許さない。」
ありがとう、康成くん、ちさとくんー。
私は、この痛みに頑張って耐えるよ?
でもこれ以上みんなに迷惑かけたくないから。
ごめんね、迷惑かけてー。

