翌日ー

日直だから、一番乗りで来た!

よく見ると凄い教室綺麗だなー

この机、誠也くんのー

って、なに誠也くんの机触ってるんだろ!


ドドドドド…!


なんか、いやな予感がする…

「優愛! おはよう!」

「日直って聞いたから急いで来た」

「なんでそんなに急いで…?」

「こいつに優愛を取られたくないから((同時」

「ちょっとアンタなにマネしてんの!」

「お前こそパクってんじゃねぇぞ!」


このやりとりにはもう慣れちゃった。

二人ってよっぽど仲が良いんだな!

これが喧嘩するほど仲がいいっていうやつ?


「まぁまぁ、そこまでにしよ?」

「優愛がいうなら…」

「お、おう…」


放課後ー

その出来事は、なんの拍子もなく始まった。


「優愛ちゃん、話があるんだけど来てくれる?」

「う、うんいいよ」


呼び出したのは隣のクラスのリーダー的な存在の人と数人の女の子達。

なんで私を呼び出したのかな…。
 

「トイレで、どうしたの?」

「てめぇ、誠也様に近づいてんじゃねえぞ!」


それは、さっき話かけてくれた人じゃない

別人のような顔をして言った…。


「誠也様に近づいた罰をしようか。」


バケツを持ってそれにバシャバシャと水を入れていく。

私を個室のトイレの壁に押し付けさせ、ニヤニヤしながら。

水を入れ終わったら、ドアを一気に閉められた。


「誠也様は、てめぇのことなんか大ッ嫌いなんだよ」

「くそ女が近づいてんじゃねえぞ!」


散々いわれた末、笑いながら上からバケツの水をかけられた。

ドアは、こっちから開けられないようにされて

女の子達は帰って行った。

私が何をしたっていうの?

悪いことなんかなにもしてないよ。

楽しい学校生活をおくりたい、ただそれだけ…


助けて、みんなー