「杉田晴実。」

誰かが私の名前を呼んだ気がした。

「すーぎーたーはーるーみ!」

一体誰だろう。
なんだか嫌な予感がする。

「杉田晴実!!起きろ!!」

「はいっっっ!」

私はガバっと起き上がると、
今の状況がよくつかめないまま勢いよく返事をしてしまった。

どうやら私は…
授業中に寝ていたらしい(笑)

私の名前を呼んでいたのは国語科の山下だった。
嫌な予感は的中したんだ。