「私…何やってんだろ…。」

いくら待っても、あいつからのメールも電話も
来るはずないのに。

「どうして…。」

視界が涙でにじんだ。
夜空に輝いてる星たちが歪んで見える。

「どうしてこうなっちゃったんだろ。」

答えなんて見つかるはずないのに。
きっと私…どうにかしてるんだ。

『お前ならどんなことも乗り越えられるよ。』

あいつの声が頭の中でループする。

「嘘つき…。」

私にはそんな力はないよ。

今日の夜空はあの日みた星空によく似てた。
オリオン座が輝く肌寒い日だった。

「ねぇ、あの時あんたはーーー。」

何を願ったの??