「門限の10時まで後何時間ぐらいある?」
「…約2時間と53分。」
「よし、んじゃそこらの店見ながら帰ろうぜ。」
…え
蒼と2人で?!
何でよ!!!!
「おい、ボヤッとすんな!!置いてくぞ!!!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!!!歩くの速すぎ…」
あたしが一歩進んでる時に、蒼は二歩進んでる。
これは身長の差が一番の問題なんだよね…
「仕方ねーなぁ……手貸せよ。」
…は!?
「結構です。頑張ってどうにかこうにか速く歩くんで。」
「…相変わらずツンツンした女だな、棗流は…良いからこうゆう時は甘えてろ。」
そう言って、あたしの手をギュッと握る…
「ちょ、止めてってば!!!それもまた、酒の酔いのせいなんでしょ?!」
すると、あたしの顔を覗きこんで…
「…俺があんな酒で酔うと思うか?^^」
…はぁー!?
ってことは…
『口移ししようかなー…』って言ってたあの時は正気だった訳?!
ひどい奴め…
あたしをからかったな…

