あれから若干月日が経ち、私たちは卒業が目前に控えていた。




「(棒読み)私達は、この素晴らしき学校で……」


「違う!!違う!!ちっが〜う!!もっと心込めて読めよ!!!!棗流の言葉は全て棒読みなんだよ!!」



蒼が怒った口調で、アタシにガミガミと説教をたれる。


「でもさ〜…こんなかたっくるしい事言えないんだもん。」




"仕方がないじゃん"とアタシは軽く溜め息をつく。



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