「あ、イルカのショーが今から始まるみたいだよ!?」


看板を指差しながら、蒼の方を振り向いた。




「ハハッ。棗流はやっぱ棗流だな^^」


ん…?
蒼は何が言いたいのだろうか。


「しかたねー…俺は興味ねーけど、棗流が好きなら仕方ねーな。」


ニッコリと笑って、あたしの手をグイッと引っ張る。


だけど、強引な引っ張りではなかった。