「お願い?…」
母が尋ねた。
「明日は父の誕生日なんです…45本あったら使って良いですか?」
「良いに決まってるよね!お母さん?」
母は笑顔で頷いた。
「ありがとうございます…」拓真は親娘に頭を下げた。
「会長!一緒に刺しましょう」
二人の作業を母は愛しそうに見守った。
「わぁ!ぴったし…」
由美が何度数えても45本丁度だった。
「これが運命…って奴なのかしら?」母が驚く様に呟いた。
「皇太子妃殿下の旧姓を上下に並べると不思議ですよ。僕も、びっくりしました」
「雅子様に紀子様の旧姓…おわだまさこ かわしまきこ」
由美が興味津々に紙とペンを用意して並べてみた。
「上段、下段と一つ置きにジグザグに読んでご覧あれ…偶然と云うものの不思議」
「あっ!」「へぇ~?」
親娘で顔を見合わせてキョトンと拓真を眺めた。
「こういう偶然は、"運命"だと父は話してくれました。この蝋燭だって由美ちゃんが計った訳では無い…僕は今日、此処に来る運命であったと云う事かも?」
拓真が苦笑いを浮かべた後、母も、拓真が今日、此処に来る予感があった事を述べた。
「今日は、厳かな聖夜になりそうね…会長さんは、お酒飲めるかしら?由美も少し、飲んでみる?取って置きのシャンパンを開けましょう!会長さんのお父様の事を伺いながら、お祝いがてら…」
「ありがとうございます…お酒も煙草も父に教わりました…父も離れては居ますが、無事で在る事を信じたくて」
「お酒って…美味しいの?」
拓真は、乗り気で由美は未知の飲み物に好奇心があった。
「早速、取って来るわね♪」母は、機嫌良く部屋を後にした。しかし、何かの"モヤモヤ"が彼女を襲った。
「良い、お母様だね。重ねるけど感謝を忘れず大切に…」
拓真の言葉に由美は神妙に"コクリ"と頭を縦に振った。
母は、部屋を出た後、忘れ掛けていた何かを見た気がした。あの拓真が煙草を吸う仕草に「何処かで見た様な?…」それが、何かを考えながら、目的の物を探した。
「会長…本気で、私を生徒会長へと思ってくれているんですか?」向かい合わせの由美が拓真に真を問うた。「ああ…初代の女性生徒会長も、そろそろ良いかと思ってね。それと…」拓真は、途中で言葉を止めた。
「それと?…」
由美が見詰めながら次の言葉を待った。
「君も、進学希望だよね…お母さんみたいに医師を目指すのかな?」
母が尋ねた。
「明日は父の誕生日なんです…45本あったら使って良いですか?」
「良いに決まってるよね!お母さん?」
母は笑顔で頷いた。
「ありがとうございます…」拓真は親娘に頭を下げた。
「会長!一緒に刺しましょう」
二人の作業を母は愛しそうに見守った。
「わぁ!ぴったし…」
由美が何度数えても45本丁度だった。
「これが運命…って奴なのかしら?」母が驚く様に呟いた。
「皇太子妃殿下の旧姓を上下に並べると不思議ですよ。僕も、びっくりしました」
「雅子様に紀子様の旧姓…おわだまさこ かわしまきこ」
由美が興味津々に紙とペンを用意して並べてみた。
「上段、下段と一つ置きにジグザグに読んでご覧あれ…偶然と云うものの不思議」
「あっ!」「へぇ~?」
親娘で顔を見合わせてキョトンと拓真を眺めた。
「こういう偶然は、"運命"だと父は話してくれました。この蝋燭だって由美ちゃんが計った訳では無い…僕は今日、此処に来る運命であったと云う事かも?」
拓真が苦笑いを浮かべた後、母も、拓真が今日、此処に来る予感があった事を述べた。
「今日は、厳かな聖夜になりそうね…会長さんは、お酒飲めるかしら?由美も少し、飲んでみる?取って置きのシャンパンを開けましょう!会長さんのお父様の事を伺いながら、お祝いがてら…」
「ありがとうございます…お酒も煙草も父に教わりました…父も離れては居ますが、無事で在る事を信じたくて」
「お酒って…美味しいの?」
拓真は、乗り気で由美は未知の飲み物に好奇心があった。
「早速、取って来るわね♪」母は、機嫌良く部屋を後にした。しかし、何かの"モヤモヤ"が彼女を襲った。
「良い、お母様だね。重ねるけど感謝を忘れず大切に…」
拓真の言葉に由美は神妙に"コクリ"と頭を縦に振った。
母は、部屋を出た後、忘れ掛けていた何かを見た気がした。あの拓真が煙草を吸う仕草に「何処かで見た様な?…」それが、何かを考えながら、目的の物を探した。
「会長…本気で、私を生徒会長へと思ってくれているんですか?」向かい合わせの由美が拓真に真を問うた。「ああ…初代の女性生徒会長も、そろそろ良いかと思ってね。それと…」拓真は、途中で言葉を止めた。
「それと?…」
由美が見詰めながら次の言葉を待った。
「君も、進学希望だよね…お母さんみたいに医師を目指すのかな?」
