小さな海路で、花を散らそうぜ 夕暮れが落下して、二人わらうんだ。 麦わら帽子が少し揺れて、 微熱体の影に、抜ける風を知るのさ きっと、どんな言葉もくたびれて 嘘くさくて、仕方がないや。 息する音がさ、花を伝ってく 陽炎を追いこせ、これで二人は共犯者。 いっそ、笑いとばしてよ。 でも、きみの瞼の奥に、届くといいな。