「ん?どうした?」


メンズ雑誌を読んでいた魁くんがあたしに気づいて顔を上げる。


進路…聞きたいけど聞けないよ。



臆病なあたし。


今、すごい幸せだよ。


大好きな魁くんがいて、佐友紀と稀衣夜くんがいて…




それも崩れちゃうのかな。



「ううん、何でもない。」




だけど…今考えてもしょうがないよね。



目一杯今を楽しまなきゃ!



「それよりさ…光梨。

俺、、限界なんですけど。」





前言撤回。




楽しめなさそうです。