Clumsiness+3+





「……っ!!どうした?稀衣夜になんかされたのか?」




優しく聞いてくれる声が嬉しい。




「…ううん。何でもない。」




「新しいクラスどうだ?」





ここでそれ聞くの?視界は真っ暗だけど教室中があたし達見てるのわかるよ。




「んー…帰ろう?」



「…あぁ、用意しろ。」





パッと離されて視界が開けると、案の定注目されていた。



その中のほとんどの女の子がニヤニヤしながら見てくる。嫌な感じじゃないけど…





魁くんのこと好きな子とかいないのかなぁ?




最後にペンケースを入れてカバンをかけようとするとやっぱり横から取られる。




「魁くん、あたし持てるよ。」



「いい。ほら、行くぞ。」




左手にお弁当を入れた淡いピンクの小さなバッグ。






いつもいつも、魁くんはあたしを甘やかしすぎだと思うんだけど…。





繋いだ手を満足そうにみる彼を見たら、でかかった言葉も引っ込んだ。