はっと周りを見回すとうっとり顔であたし達を取り囲む女の子達に、
何故か死んでる男の子たち。
はははっ恥ずかしい…!!
「あたしもこんな恋したい…!!」
「お似合いすぎる…っ」
「榊さぁぁぁん…。」
私が榊ですけど…。
マジでいなくなりたいよぉ…。
「かっ魁くん!帰ろっ」
初めてあたしから手を繋いだことに魁くんが顔を真っ赤にしたのに気づかなかった。
「………!///」
輪をすり抜けて学校の人から離れると、ポツリと一言。
「…マジ可愛い、光梨。」
昔とは比べものにならないくらい甘くなった魁くん。
心臓止まるから止めて下さい。
そんな感じで
あたし達は相変わらずです。

