Clumsiness+3+






「……光梨?」




傷ついた、だけどやっぱりなって感じに振り払われた手を見つめる魁くん。





ポツリとあたしの名前を呟いてじっとこちらを見た。






…どうしよう…っ





「…ちゃんと思ってること言ってくんなきゃわかんねーよ、俺。


でも、何があったって離さないけど。」








「………昔…魁くん…

たくさん女の子と…。」








言いながら泣きそうになって声が震える。





…やだ、やだ。




魁くんは…今はあたしの彼氏なのに。





あたし、わがままだぁ…。