Clumsiness+3+






詰め終わったカバンはひょいとあたしの視界から消えた。




「帰るぞ。」



「…うん。」




あたしの手にはお弁当用に小さなバックだけ。




…また目合わせられなかった。





沈黙が訪れ、学校の校門を出た頃。





いつもの通りに魁くんがあたしの手を取ろうとした。




いつも通り…だったのに…






なんで今2人の手は繋がってないの?




どうしてあたしは振り払っちゃったの?







ー色んな人を触った手で…フレラレタクナイ…ー