辰「……稚胡、行くぞ。」




夕方頃に辰堵さんが言った。
私は辰堵さんが用意してくれた可愛らしいワンピースを着てついて行った。
辰堵さんのバイクに乗り何処かへ向かい始めた。




着いた所は大きな倉庫だった。
辰堵さんに手をひかれながら中に入るとたくさんの人がいた。
彼らは辰堵さんを見るなり挨拶しだす。
……おそらく辰堵さんの族の下っ端だろう。



下っ端「辰堵さーん、その女何すかー?」



辰「昨日説明しただろうが。」



下っ端「その女が…。」



辰「準備は出来てるよな?」



下っ端「もちろんでーす。
パイプもナイフも良いの用意しましたっ。」



辰「…ならいい。
もうすぐだ。」



何の話をしているかはわからないけど、これだけはわかる。










………彼らは今から危ない事をしようとしている










嫌な予感がする…。







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