次の日…





私はいつも通り学校へ行き、いつも通り裕斗さん達と過した。
出来るだけいつもどおりに接した。




源「なんか今日の稚胡変だな。」



時々ふいにそう言われ、焦りながらも冷静に返事をするのを繰り返した。



「そんなことないですよ。
いつも通りです。」



由「なんか変だよなー…」



「気のせいですよ。」






そんな会話をしながら彼らと過した。
夜は裕斗さんに抱しめられながら寝転がっていると耳元で裕斗さんが囁いてきた。




裕「稚胡…何処にも行くなよ……。
今のお前…どっか行きそうで怖ぇよ…。」



まるで私の行動をわかっているかのように囁く。



「裕斗さん……ありがとうございます…。」



裕「…忘れんなよ。
俺が稚胡も桜龍も守ってやるってことを…。

俺にとって稚胡も…大切な存在なんだからな。」



嬉しさのあまりに涙が出てきた。
私の涙を裕斗さんはそっと拭ってくれた。



裕「泣くな。
…もう寝るぞ。」



「はいっ…。

お休みなさい……。」





私はゆっくりと目を閉じた









裕斗さんの腕の温かさをしっかりと体に染み付けながら……。








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