寂しがり屋のお姫様






タイミング良く明日はバイト休みだから行ける。
けど……今更私は話すことなんて無い。




正直辰堵さんよりも裕斗さんの方が落ち着ける…。
安心できるし、なによりも私を大切に想ってくれている…。





行くべきか、行かないべきか…






悩んだ結果、私は裕斗さんに聞くことにした。
昼休み屋上でさっそく話した。





「裕斗さん…」



裕「どうした?」



「…今朝靴箱に手紙が入ってたんです。」



裕「誰から?」



「…裕斗さんの前に私を拾ってくれた人からです。」



すると裕斗さんの眉間に軽くしわがよった。




裕「男か?」



「そうです。」



裕「内容は?」



「……話があるから明日家に来て、と書いてました。」





さらに裕斗さんの眉間にしわがよった。




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