寂しがり屋のお姫様




部屋を出た裕斗は倉庫へ向かった。

そして下っ端達に挨拶をした後幹部用の部屋に入った。
しかしそこには幹部以外…下っ端である奴が1人だけいた。





?「総長お疲れ様です!!」



裕「あぁ。
……たしかお前稚胡のクラスメイトだったよな?」



「はい!!
同じクラスの糸井(イトイ)です。」




力「裕斗……稚胡があんな状態になった理由がわかったぞ。」




力也がそう言うと裕斗のオーラが一瞬で変わった。



裕「どういう意味だ?」



力「まずは座れ。」




裕斗はいつも自分が座っているところに座った。
それと同時に話が始まった。




力「いくら俺達が脅しているからといって女らが黙っているはずが無い。
そう思って前もって極秘で糸井に頼み事をしといた。
って言ってもそこまで極秘じゃなかったんだけどな。」



糸「力也さんにバス内での会話を録音しておくように言われました。
……本当は稚胡ちゃんがこんなこと言われている時助けたかったんですが…全部とっておくほうがいいと思ったので助けれませんでしたっ…。


すいませんでしたっ!!」



糸井は頭を下げて謝ってきた。



裕「…録音したやつ聞かせてくれ。」



糸「…はい。」




糸井はボイスレコーダーを取り出し再生した。




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