中に入ってユニホームに着替えてから店長のところに行った。
店長はすでに開店準備をし始めていた。
私も挨拶してから準備に取り掛かった。
素早く準備出来たので時間ができ、店長と休憩しながらお喋りしていた。
奈「稚胡さ、他にもバイトしてたらしいな?」
「え……。」
奈「この前裕斗にちょこっと聞いた。
…無理すんじゃねぇよ。」
「お金が必要だったから…今はもうここしかしてないよ?」
奈「だろうな。
他にもバイトとか裕斗が許すわけねぇし。」
それから笑い話をした。
しばらくすると店長が真剣な顔つきで私を見つめてきた。
奈「…俺は稚胡がどんな男に惚れてんのかしらねぇけど、裕斗はいい男だから真剣に考えてやってくれよ。
あんなに女に夢中の裕斗は見たことねぇんだ。
ってか稚胡が惚れてる男ってどんな奴なんだ?」
「女たらしだし、次々と女を捨てる男。
でも優しくて温かい人だった…。
…私とその人付き合ってたんだけどさ、別れたんだ。
捨てられるのが怖いから先に捨てたの。
私も最低だね。
温かくて安心できる……そんな人だよ。」
すると店長が私の頭を撫でてきた。
.


