今日はクラスで一学期の行事である校外学習の場所を話し合った。
って言っても私は一言も話してないんだけどね。





ぼーっとしているといつの間にか決まっていたみたいでみんなはしゃいでいた。
黒板を見るとそこには大きな文字で遊園地と書かれていた。
……めんどいし行きたくない。
どうせ自由行動だと思うし1人になるのは目に見えている。



そんなことを考えているといつの間にか裕斗さんが迎えに来る時間になった。
裕斗さんはあれからずっと放課後に迎えに来てくれる……





そして今日はたまり場である倉庫へ連れて行かれた。
…私の意思を無視して。






ってかコンビニとファミレスのバイトがいつの間にか無くなった。
裕斗さんの仕業だとは想像できたけど、私のためにすぐに行動してくれた事が嬉しかった。

……今まで両親にしか大切にされた事がなかった私にとって本当に嬉しいっ。












辰堵さんじゃなくて裕斗さんと先に会ってたらどうなってたんだろう……











答えなんか出てこないのに必死に考えていた。