もちろん真面目に話なんか聞く人がいない。
この学校には生徒会長などという役員もいないので校長の話だけで終わった。
それだけで学校が終わったので私は急いで辰堵さんの家に行った。
中に入るとそこには女の人の靴があった。
……またか。
そう思いながら中に入り、客間へ向かった。
ドアを開けると辰堵さんが知らない女の人の上にのっていた。
私はいつもの様に声をかけた。
「今きました。
お昼ご飯作りますね。」
辰「稚胡か。
今日は早いんだな。
飯頼むわ。」
私が部屋を出た後、いつものように客間では女の人が廊下にいる私にまで聞こえるくらいの声で騒いでいた。
女「今の誰なの!?」
辰「お前に関係ねぇ。」
女「あるわよ!!
私は辰堵の彼女よ!?」
辰「お前調子のんなよ?
俺はただお前を抱いただけ。
いつ付き合おうなんて言った?
はぁー…お前めんどいわ。
もう二度とくんな。」
女「っっ!!」
女の人は怒りながら帰って行った。
そして私は何もなかったかのように昼ごはんを作り始めた。
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