寂しがり屋のお姫様




私の荷物を持ってくれていた裕斗さんはその車に近づいた。
すると運転席から真っ黒のスーツを来た人が出てきた。
そして裕斗さんの荷物を受け取り車につんでいた。



裕斗さんはぼそっとその人に何かを言ってから戻って来た。
学校出る時と同じ様に私をバイクに乗せ、出発した。







しばらくすると大きな家の前に着いた。
……何ここ。




裕斗さんはバイクを止めた後私の手を握って中へ連れて行ってくれた。





「「「若、おかえりなさいやし!!」」」



裕「あぁ。

あ、こいつ今日からここ住むからよろしくな。
詳しくは後で説明するから。」




そう言ってすたすたと私の手を握ったまま歩いた。
そして1つの部屋の前についた。



裕「入るぞ。」



裕斗さんが一言声をかけてから中に入った。
中にはダンディーな男の人がいた。
男の人の前に裕斗さんは座ったので私は裕斗さんの隣りに座った。




?「裕斗か、どうした?


………そちらのお嬢さんは?」



裕「こいつ、今日からここに住ませたいんだけど。」



?「おぉーっ!!
お前のコレか!?」



そう言って小指を立てた。



裕「あぁ。」



?「そんなことなら全然いいぞ!!
むしろ歓迎する!!」




そして男の人は私の前に来た。





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