寂しがり屋のお姫様





寂しくて寂しくて…働いてる時は全てを忘れることができる。
変な噂やまわりの目も全て……。




そんな時女子が騒ぎ始めた。



-キャーッ!!桜龍の皆様よーっ!!-


-かっこいぃー!!-




ここの学校には日本1の暴走族、桜龍の人達がいる。
そのせいかこの学校には不良が多い。
……まぁそのかわり学費が安いから全然いいんだけどね。
一般生徒も入れたいが為に学費を他の公立とは比べ物にならないくらい安い。





私にとってはいい話だ。
安いおかげで今のバイトでも間に合ってるのだから…。





そうそう、その桜龍の人達は滅多に学校に来ない。
ここの学校は授業はするけど試験で成績を決める為受けなくても構わないみたいだ。
私はバイトに時間を費やしたいので全部の授業に出席し、その時間内に全てを暗記する。
…異様な暗記力が役に立ってよかった。
人より暗記力が良いのですぐに覚えられる。
だから試験勉強も必要ない。




そうこうしていると先生が来て全員体育館に行き、始業式が始まった。







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