裕斗さんが私の手を握り、教室まで送ってくれた。
裕「放課後迎えにくる。」
「どうしてですか?」
裕「お前のもう1つの居場所につれてってやる。」
私の居場所がもう1つ増えるの……?
でも…
「…ごめんなさい。
今日バイトなんです。」
裕「んじゃ明日。」
「明日もバイトで……」
裕「いつ休みだ?」
「来週の昨日です。」
裕「は…?」
「週6で入ってるので…」
裕「チッ…わかった。
明日の昼迎えにくるから上で飯だ。」
そう言って帰っていった。
私は教室に入り席につくと今まで以上の罵声をあびせられた。
しかし私は聞こえないふりをして午後の授業を乗り切った。
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