寂しがり屋のお姫様





私がそう言うとフッと笑ってきた。



裕「傍にいる。
誰が何と言おうと……稚胡の傍にいる。


よし、んじゃ稚胡も自己紹介しとけ。」




「村美稚胡です。
好きに呼んで下さい。」



軽く頭を下げながら言うと裕斗さんは頭を撫でてくれた。
とても温かくて私は頬を緩めた。



しばらくそのままの状態でいると周りからつっこみが入った。




力「いやいや…ここでイチャつかないでくんない?」



由「つかいつからそういう仲なわけ?」



裕「今日。」



由「はぁ!?」



裕「きっかけがなかったから今まで関われなかった。
ここから向こう側にいる稚胡を見るだけしかできなかった。


だが昨日の件できっかけが出来たんだ。」



源「…なるほどな。
でもよ、俺がその女…稚胡に助けられたってなんでわかったんだよ?」



裕「目だ。
源が言ってた目を持つのはこいつしかしらねぇし、そういねぇからな。」





よく解らないけど次々話が進んでいった。
しばらくぼーっとしていると午後の授業の10分前になっていた。




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