源「昨日はありがとな!
俺は見谷源(ミタニゲン)。
よろしく。」
義「長岡義樹(ナガオカヨシキ)だ。」
由「森中由依(モリナガユイ)。
それにしても裕斗に彼女かー。」
力「田口力也(タグチリキヤ)だ。
好きなように呼んでくれていいから。」
青髪が源さん、赤髪が義樹さん、金髪が由依さん、茶髪が力也さん……と必死に頭にインプットした。
すると今度は裕斗さんがざっと紹介してくれた。
裕「俺らは桜龍っていう族の上に属している。
総長は俺で副は力也、他三人は幹部だ。
全国でもトップの族だから他の族によく狙われる。
もちろん俺らといたら稚胡にも影響が出てくる。
……理解できるか?」
要するに私も危ない目にあう、ということか…
私は理解出来たので頷いた。
裕「あと俺は浅井組の若頭だ。
極道の世界で暮らしている。
俺と一緒にいるという事は周りから変な目で見られるかもしれない。
………それでも俺の手をとるか?
今ならまだ離せるぞ?」
裕斗さんは私に選択肢を与えてくれた。
普通の一般人として過ごしていくか、それとも極道であり族の総長でもある裕斗さんの手をとるか……。
もちろん私は…
「…私の傍にいてくださいっ。」
裕斗さんの手をとることに決めた。
だって1人は嫌だから…
週1だけしか1人にはならないけど、それでもやっぱり寂しい……
.


