いつもどおりの朝……
辰堵さんと別れたという現実が頭の中をぐるぐるとまわっていて、これからの週1の休みどうしようか考えながら学校へ向かった。
相変わらずの周りの声にうんざりしながらも授業を受けた。
この時間しか勉強できない私にとって周りの声を気にしている余裕がなかった。
午前の授業を終え、空き教室に今日葉飴1つ持っていった。
そしてベランダで飴を口に入れた。
私は今、柵の上に座り足をぶらぶらさせている。
「……落ちたら一人じゃなくなるかな。」
そう呟きながら下を見ていた。
その時……
バンッとドアが突然開いた。
すると顔が見事に整っている銀髪のイケメンが入っていた。
ゆっくりと近づいてきて、私のすぐ近くで足が止まった。
そして私の目を真っすぐと見てきた。
?「なぁ…怖いか?」
「え……」
?「俺が傍にいる。」
そう言って私に手をさしだしてきた。
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