それから1ヶ月ほどそういう生活を送った。
バーで働いたあとに他のバイトに行ったりというのも時々あった。




そして今日は辰堵さんに会う日なので学校終わってから家に行った。




中に入ると辰堵さんともう1人男の人の靴があった。
そっと中に入るとリビングで話をしていた。
私は駄目と思いながらも二人の会話を聞いた。




男「№1なりてぇなー…」



辰「あぁ。
…それよりさっさと帰れ。
もうすぐ稚胡が来る。」



男「お前のお気に入りの子?」



辰「そうだ。」



男「どれくらいもつんだ?」



辰「さぁな。
別に今すぐ捨ててもいいとでも思ってるし。」



男「まじかよ。」



辰「もう何年もいるし。
まぁ物分りいいからまだ捨てねぇつもりだけど。」



男「結局捨てねぇのかよ。」







"今すぐ捨ててもいい"





その言葉が私の心を深くえぐった。




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