寂しがり屋のお姫様




ここで働きだした時から私は開店準備を手伝う事にした。
その分給料もらえるし、家にいる時間が短くなる。
店長もいて安心できるからまさに一石三鳥。
開店準備をしていると店長が喋りかけてきた。




店長「お前また痩せた?」



「そんなことないよ。」



店長「いや、絶対痩せたな。
ちゃんと飯食ってるか?」



辰堵さんの家でしかまともな食事を取っていない私は言葉をつまらせてしまった。



店長「はー…飯くらい食え。
あとお前ここ以外でバイトとかしてねぇよな?」



「してないよ?」



店長「ならいいけど…

とにかく飯は食え、いいな?」



「はーい。」




店長には掛け持ちしている事は秘密にしている。
元々週6でここのバイトをしていた。
でも高校生になり、経験からも給料を上げてもらった。
店長は私の体のを心配し最高でも4回しか入れないと言ったので内緒で他のバイトをすることに決めたのだ。




……ばれたら怒られるだけじゃすまないかも。





そう思いながらも準備をした。




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