政人さん達はそっと私から離れた。
それと同時に私は裕斗さんに思い切り抱きついた。
「ありがとうございますっ……。
私に…居場所をつくってくれてっ……。
……裕斗さん、大好きですっ。」
そう言った瞬間、裕斗さんはそっと私を包み込むように抱しめてくる。
温かくて落ち着く……。
裕「稚胡の居場所は俺の隣りだけだ。
もちろん俺の居場所も稚胡の隣りだけだから。
……俺は愛してる。」
そしてゆっくりと唇を重ねた。
本当に幸せ……
裕斗さんに会えてよかった……
そう思っていると横から声がした。
文「あらあら、若いっていいわねー。」
政「そうだなー。
そういや俺らにもこんな時期あったな。」
………文音さん達の事忘れてた。
.