寂しがり屋のお姫様




もちろん家には誰もいない。
シーンとした中私はベッドに潜り込んだ。



……寂しい



……怖い





………1人は怖い





部屋に1人でいる事が出来ない私はすぐに一つ目のバイト先に連絡を入れた。
私はお金を稼ぐ為に3つバイトしている。
1つ目はコンビニ。
2つ目はファミレス。
そして3つ目は今かけているところだ。




店長『稚胡か?
今日休みなのにどうした?』



「暇だから…人足りてないのなら行きたいなって思って……。」



店長『丁度よかった!!
さっき1人欠席者出たんだ。
頼んでもいいか?』



「行く!!」



店長『んじゃいつもの時間にな。』



「ありがとう。」




電話が切れた。
3つ目のバイト先はバーだ。
中学1年生の時から働いている。
本当は駄目だけど大人びているし、理由がちゃんとあるからといって採用してくれた。
店長は男の人でたしか奥さんがいる。
私の事を娘みたいに可愛がってくれるので安心できる。






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