高校を入学してから二度目の春を向かえ、私は高校2年生になった。
私の名前は村井稚胡。
中学二年の時に両親を亡くし、それから格安マンションで1人暮らしをしている。
ぼろいけどお風呂もちゃんとあり生活には困らないので全然気にしてない。
生活費と学費の為に週6でアルバイトしている。
……その為だけにバイトしてるんじゃないんだけどね。
両親は私を残して自殺した。
借金もあり、生活的には苦しかったけど楽しくて幸せな家族だった。
なのに…
学校から帰ると首を吊っている両親がいた。
借金を返す為と遺書にはそうかかれてあった。
確かに保険金で借金は返せたし、少しだけ余った。
だけど私は1人になってしまった。
いきなり1人になり、不安と恐怖が私を襲ってきた。
そのせいで私は1人でいる事が怖くて怖くて仕方がない…。
だから週6でバイトを入れている。
でもそんな私にも恋人がいる。
両親を失った日に公園へ私は行った。
現実を受け入れたくなくて無我夢中で走っていった。
そこに彼がいた…。
そして私にこう言ってくれた…
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