男嫌いなあたし。

「珍しく素直ー。」

「そ、そんなことないもん。」

「澪奈ってもしかしてツンデレ?」

ツンデレって何?

よくわかんないけど…

違うんだけどなぁ。

「ほら、澪。ついたぞ。」

「わーい。ユーホーキャッチャーやるー♪」

「はいはい。」

あたしは急いでポケットからお財布をだして

100円玉を投入♪

ウイーン、と動き出した機械に

期待感が高まった。

「澪奈、出来んのか?」

「見ててみろって。澪、めっちゃ上手いから。」

あたしは、2人のことなんてお構いなしで

捕りたいぬいぐるみに集中する。

…絶対落としてやる♪




「やった♪落ちた♪」

一発で、ごろんっと落ちたぬいぐるみ。

やったー♪グ○ーミーゲット♪

「うまっ!お前、なんでそんな上手いんだよ。」

「…わかんない。でも、ゲーセン好きだから。」

「澪、久しぶりにあれやんねぇ?」

「ん?」

あたしは、グ○ーミーを胸に抱えて

愁が指差した方向を見た。

「やる♪」

愁が指差していたのは、有名なリズムゲーム

“太鼓の○人”

だったから。