「茂長って結構ちょーどいいかもー。」

「お前さぁ…。愁にもこーゆうことしてるわけ?」

「んー…。疲れてたらね。」

「ふーん。」

茂長の肩は思ったよりも温かくて

少しだけ安心。気持ちが楽になった。

「ぷっ…。肩に力入ってっぞ。ほら。」

「きゃっ…。ちょ、びっくりさせないでよっ。」

「お、これはまだダメだったか。わりー。」

いきなり肩を抱き寄せられて

ぐぃっと茂長と密着した身体。

いつもよりもなぜか、鼓動が速くなってた。

「ん?今日は青くなってねーじゃん。むしろ…。」

「むしろ?」

「あれ、気づいてねーの?赤くなってっぞ?」

ぷにぷにっと頬を突かれて

恥ずかしくて顔をぷいっと背けた。

顔に全部の熱が集中しちゃったみたい。

「ね、ねぇ。この部屋暑くない?」

「そーかぁ?お前、暑いの?」

「う、うん…。なんかね、身体が熱いの。熱くて胸がきゅってなって…。こんなの初めて。病院行ったほーがいいかなぁ?」

「っ…///」

あたしが事情を話すと

驚いたような顔で、茂長はあたしを見ていた。