「澪奈はそのまんまでいーんだって。なぁ?」

「フォローありがと、茂長。」

「いえいえ。」

そんな会話をしながら、部屋へと足を運ぶ。

「あ、悠斗。」

「ん?どーした?」

「お前、今日も泊まれるか?澪の母さんに会ったんだ。多分泊まれっていわれっぞ。」

「まじで?泊まる泊まる♪」

…確かにお母様に会っちゃったんだもんね。

泊まっていきなさいって言うわなぁ。

別にいいんだけどね。1回も2回も変わんないから。

「澪も、もうなれたろ?」

「別に1回も2回も変わらないわ。」

「言うと思った。」

むっ…

何それ。

ホントのことでしょ?

「でもよぉ。とりあえず挨拶に行っとかねーとやばくね?」

「そうだね。よし、行くよ。茂長。」

「おわっ。マジ?」

「うん。今ならそろそろ大丈夫でしょ。ついてきて。」

あたしはきてきて、と

茂長を手招きする。

「愁!お前も付き合え!」

「へいへい。しゃーねぇなぁ。」

なんでお父様のいる部屋に

3人で押しかけなきゃいけないの?

別にいいけどさぁ。