男嫌いなあたし。

「てか、まじでテストいつだっけ?」

「さぁ?今週中かもよ。」

「ぷっ…。まじかよー〔笑〕」

やっべー。とか

わざとらしいことを言う、愁。

あんたはいっつも勉強なんかしないでしょーが。

「ななっ。じゃあさぁ。」

「ん?何?」

「今日は、澪奈んちで勉強会ってことで〔笑〕」

「まじかよー。」

「でも…いいんじゃない?そうゆうのやったことないから、やってみたいかも。」

「澪がそう言うなら決定ー。」

切り替えの速い愁だった。

でも、勉強会なんてやったことないなぁ。

ふつーに学校の授業受けて、

家でちょっと教科書読むくらいで

勉強なんて出来てたから。

「んじゃあ、今日はこのまま授業サボる?」

「いいよ、別に。」

「澪奈んち、そんなことして怒られねーの?」

「あたしんちは、勉強出来ればなんにも言われないから。」

「ふーん。」

茂長は、ちょっとだけ不思議そうな顔をしていた。

でも、昔から言われてたんだ。

『成績だけはよくしとけ。テストだけはいい点取っとけ。』

って。