男嫌いなあたし。

「だ、大分慣れてきたってこと…じゃない?」

「そっか。よかった。」

「おう。やっぱ、悠斗はすげーや。」

そう。

もうこのときには、3人でいることが

当たり前になってたんだ。

あたしがそれに気づくには

きっとまだ時間がかかるんだろうけど…

心のどこかで

きっとわかってた。




「澪奈ー。どっから授業でるー?」

「んー。どこでもいいよ。愁は?」

「俺もどーでもいいや。でも、そろそろテスト近くね?」

「へーきでしょ。あたしはぶっちゃけあんまり勉強するきないしー。」

今までもあんまり本気ではやらなかったしね。

適当にやってたら、いい点取れたんだもん。

「俺もー。悠斗は?」

「俺もいっつもやってるかんなぁ。てか、今までどうりやってたらへーきじゃね?」

「だよなぁ。」

どうやらあたし達は、勉強しなくても

へーきな体質が集まったらしい。

…愁も茂長も天才?