男嫌いなあたし。

「だってさ。急がなくてもいいみたいよ?」

「ふぅーん。じゃあ3人でもっかい寝るか。」

「だめだってっ。着替えたりしないと。」

「だよな。髪とかやんねーとだしな。お前の。」

「うぅ…。意地悪言わないでよー。」

しょーがないじゃーん。

めっちゃぶきっちょなんだもん。

昔はメイドさんとかにやってもらってたし。

「ほら、着替えて来い。」

「うん。行ってくる。」

あたしは部屋に設置してある

ウォーキングクローゼットに入る。




「制服制服ー♪」

かけてある制服を手にとって

とりあえず腕を通す。

「ん。おっけ。」

あたしはちゃちゃっと着替えてから

クローゼットから出た。

「おいおい…。リボンも結べてねーまま出てくんなって。」

「ごめーん。だってめんどくさくて。」

「ったく…。ほら、こっちこい。」

くいくいっと手招きされて

あたしは愁のほうへ行く。

「ほら、軽く上向け。」

「ん。これでいい?」

「おう。…っと。できた。」

「ありがと。」

あたしの朝はいっつもこんな感じ。

あたしは結構めんどくさがりだったるするんだ。