「…ゆーと?」

「こ、これ以上見んなって…。」

「…なんで?」

きょとんとした目で、俺を見てくる澪奈。

酔ってるから、ほんとに無意識なんだろうけど…。

俺的には、マジでヤバイ。

健全な男子高校生なら、わかってくれるだろう。

可愛い彼女が、いつもとは違う態度で近づいてくるんだぞ!?

いつもだって、充分可愛いのに

今日は態度だってやけに積極的だし…。

マジでヤバイ。

「あたしのこと…嫌い?」

「んなわけねーだろ。」

少しだけ切なそうな、悲しそうな顔をして

そんなことを言う澪奈。

ったく…

なんて勘違いしてやがるんだ。

俺はお前が大好きだから、抑えてるっていうのに。

「…悠斗…?」

「そんな目で見んなって。しょーがねーなぁ…。」

俺は澪奈を軽くベッドに押し倒して

上から圧し掛かる。

澪奈が、少しびっくりしていたのがわかった。