「大丈夫か?澪。」

「おいおい…。震えてんなって。」

ポンポン、と頭を撫でてくれる愁。

肩を優しく押してくれる茂長…?

って。

「わぁ!!」

「っとわりっ。まだ触っちゃダメだったか?」

「っ…。へ、へーき。大丈夫。」

「ふぅ…。悪かったな、驚かして。」

「んーん。大丈夫。ありがと。」

あんまり、嫌な感じはしなかったし。

ちょっとびっくりしただけ。

「っと…。さ、帰るか。」

「うん。」

3人で廊下を歩きながら

あたしは窓の外を眺めた。

…きれーな空だなぁ…。

雲1つない、綺麗な晴天。

少しだけ気分が明るくなった。