男嫌いなあたし。

「澪奈、帰るか。」

「…うん。ずっとこのままじゃ、風邪引いちゃうもんね。」

「おう。」

あたし達は、手を繋いで帰った。

最終的には車を呼んだんだけど、車の中でも

ずっと手を繋いでいた。

まるで、離れていた時間を取り戻すかのように。





「…よりを戻されたのですか?」

「っ…。やっぱり知ってたの…?」

「お2人を見ていれば、誰だってわかりますよ。」

少しだけ苦笑気味な、運転手さん。

私だってそんなに鈍くありませんよ、と

呟きながら。

「…それでも黙っててくれたんでしょう?ありがと。」

「いえ。必要のないことだと判断しましたので。」

「そっか。」

細かいところまで考えた上で

そう言ってくれたんだなぁ…。

やっぱりすごいや。

「あ、そういえば…。」

「どうした?」

「あ、あのね…。あたし、愁に告白されたの。」

「はぁ?」

驚いたように、あたしの顔を見る悠斗。

「で、でもね。あたしは、泣いたって笑ったって、悠斗の隣にいたい。」

愁にも告げたことを

まっすぐ悠斗にも告げる。

これがあたしの本当の気持ち。