茂長とは、そのままなんとなーくギクシャクしたまま

高1の秋がきた。

「澪、帰るぞ。」

「あ、うん。」

もう新学期も始まって

今から家に帰るところ。

あたしと愁は、いつもどうりなんだけど…

でも…

「れ、澪奈。」

「な、何?」

「…帰るか。」

「…うん。」

ほら、なんか変な間が。




あの告白から、結構時は経って

そろそろちゃんとした答え、返さないといけない。

あの日から、ずっとずっと考えてた。

何日も何日も考えた。

頭が痛くなるまでずっと。

夜、眠れなくなっても、必死に考えた

そんな答え。

そろそろ伝えないとね。