それから。

疲れ果てるまで海で遊んだ後

あたし達は家に帰ってきていた。

『あー。楽しかった。』

『澪、はしゃぎすぎなんだって。』

『だってー。』

あたしは、ふう、とベッドに倒れながら

愁に返事をする。

『澪奈。ちょっといいか?』

『ん…?何?』

『昼間言ったろ?疲れてるとこ悪りーけどいいか?』

『あ、うん。愁、ちょっと行ってくるね。』

『お、おう。』

愁は少しだけ不思議そうな目で

あたし達を見ていた。


…と言うか…。

ついてきてほしいところって

どこなんだろ?