男嫌いなあたし。

『あ、澪奈ぁ。おはよう。』

『おはようございます。おばあさま。』

『愁も悠斗もおはよう。昨日はよく眠れたかしら?』

『はい、おかげさまで。』

おばあさままで、茂長のことを

悠斗って呼び出しちゃった…。

もう、知り合いって感じね。

『海に行くんですってねぇ。』

『おばあさまは行かないのですか?』

『行くに決まってるでしょう。私は海大好きなのよ。』

『あたしもです。』

綺麗で、広くて

美しくて。

あたしの知らないものが、いっぱいつまってると思うんだ。

だから、大好き。

『澪は好きだよな、海。』

『うん。』

愁は知ってるんだっけ。

あたしのこの海好きは、お母様から受け継いだもの。

お母様も海が大好きだから。