『もう、ゆ、悠斗?朝だってば。』

『ゆ、悠斗って言うな…。なんか照れるだろ//』

『起きないからよ。』

茂長は、最近

いっつもこんな反応をするのだ。

最初に呼んでくれって言ったのは

茂長のほうなのに…。

『澪?どうした?』

『茂長から、言ったくせに…。』

『お、澪が拗ねてる。おい、悠斗のせいだぞ。』

『お、俺かよっ。』

もう…

なんかちょっと寂しいんだけど…。

いいじゃない、悠斗って呼んだって。

『わ、悪かったって。な、拗ねんな澪奈。』

『むぅ…。悠斗のばかぁ。』

『っ…。お前、可愛いすぎんだろ…。』

ポンポン、とあたしの頭を撫でながら

そんなことを呟いてる茂長。

『澪、俺は?』

『愁?何が?』

『ぷっ…。きょとんとした顔。』

ん?と首を傾げると

よしよし、と愁にも頭を撫でられる。

…?