「澪奈!愁、悠斗!おっかえりー♪」

お母様は、最近になって

茂長のことを悠斗、と呼ぶようになった。

ほんと、つい最近のことなんだけどね。

…ちなみにお父様まで、悠斗って呼んでるみたい。

「お母様、ただいま。」

「お帰り、澪奈。今からすぐ行くわよ。準備して。」

「は、はい…?」

あたしはよくわかんなくて

首を傾げる。

「ほんっとうにいるものだけ持ってね?もちろん、愁も悠斗も。」

「え、ちょっと…。」

「飛行機は手配済みだから。後、他の荷物はメイドさんと執事さんに頼んじゃった。」

も、もしかして…

もう行くの?

おばあさまのところ…

「今からアメリカに飛ぶわよー!」

「「…やっぱり。」」

「はぁ?アメリカ?」

呆れ顔2人と

驚いてる茂長1人と言う

変な光景だった。