男嫌いなあたし。

ドンとカッを、巧みに叩き分けながら

リズムを刻む。

あたしは、この感覚が大好き。

「うっめ!てか、音符見えねーし!」

茂長の言うとうり。

おにまでになると、だーっていっぱい音符が流れてきて

見えたもんじゃない。

でも、これは慣れてたら大丈夫♪




「やった♪パーフェクトでた♪」

「相変わらず澪はうめーなぁ。」

「そう?愁もいい線いってると思うよ?」

あたしと数点違いだもん。

「…お前ら、天才かよ。」

「そんなことないって。」

「いやいや、才能だろ。」

やりこんだからでしょ。

もっと上手い人もいると思うけどなぁ。

「さ、ぷり撮りいくか。」

「うん、行こ。茂長も、早く早く♪」

「お、おう。」

あたしは、愁に握られてないほうの手で

茂長の手を握った。