あーあ、親友殺っちゃったぁ。


私は勝者。

美紗には悪いけど、
涼君は私、実鈴がもらうわ。




あの管理人の少女に、
私は別に願いはないと言った。


涼君は私を好きだし。

涼君との間に割って入る
美紗さえいなくなればそれでいい。






教室に帰ると、
涼君を呼びだした。



「涼君っちょっと来てくれる?」


「うん」



体育館裏に呼びだして、
想いを伝えた。



「私、ずっと涼君のこと
好きだったの。付き合ってくれる?」


「・・・ごめん」



―――――え?