そんな私の頭を撫でてきた。



育「今日も来るか?」



「ううん。
今日はこのまま帰るよ。」



育「大丈夫なのか?」



「大丈夫だって。」



育「そうか…。


おい、若葉の家だ。」




運転手さんにそう言ってからキスしてきた。
……いきなりすぎるっ。



口を重ねるだけだったのが少しずつ深いものに変わっていく。
さすがにここでは無理だと思い、育斗の背中を叩いた。
…けど止まる気配がない。



「…ちょっ……やめ…んっ……」



育「…嫌。」




それから車が止まるまで続いた。
やっと家につき、育斗が私から離れた。





育「また明日な。」



「…うん。
送ってくれてありがとう。」



育「ちゃんと寝ろよ。」



「うん。」




返事をしてからさっと車を降りて、車が見えなくなるまで見送った。
私は何の警戒もなく家の中へ入った。




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